2013年4月15日月曜日

意識

今日、よりあいに通っている女性を取材するために、NHKの人がカメラを持ってこられた。どう撮るかの相談があって、女性や他の方の邪魔にならないようにしてもらって、いつもどうりでよければ、むしろ、特別なことは出来ないことを話して、カメラがまわりだした。カメラマンさんは、こなれていらっしゃるようで、ある程度の距離感を保っていた。その事に関してはいいのだ。何より、その女性が今日に限って近年まれに見る穏やかさ。しかも、朝から夕方の帰るときまで。俺もカメラマンさんも、いささか肩透かしをくらった。俺も荒れると思ってたし、カメラさんも絵的に欲しかったそう。このところ、こんなあの人と居られた事はない。いつもは怒っているけど、今日はハニカミながら「いつもすいませんね。」と頭を下げられたり、いつもは「ガチャガチャしないで下さい!」と怒られていたギターで、サンタルチアまで歌ってくれた。どーいうことだ…。地震がきたからか、時候が穏やかだったからか…。まぁ、何にせよ、穏やかなのにこしたことはないと、余計な事を考えないようにして、いつも以上に話せて一緒に居られた。沢山笑ってくれた。が、笑って話す時はいつも眼を見ているけど、今日は時々目がそれる。それた視線の先を追うと、そこにはNHKのカメラが。邪魔しないでって言ったのにと思いながら、ふと、その女性がカメラを意識していることに気付く。多分、今日は偶々で、それだけが絶好調の要因ではないことはわかっているけど、時々はカメラを向けてもいいのかな~と思った。…多分向けないけど。平和だ。