2014年6月21日土曜日

浮雲

浮雲のような人でした。

同郷の人でした。
甥っ子さんが僕の同級生でした。
通っていたうどん屋が同じでした。
昔の彼女の話をしてくれてました。
息子さんは僕の2つ上です。
よく、「お前と息子とどっちが早いか」と言っていました。
「用がないわ。」が口癖でした。

何度も一緒に病院にはしりました。
お見舞いに雑誌とお茶を持って行ってました。
髭がはえっぱなしできれいに剃りました。
カレーパンが食べたいと言っていました。
病室で戸を閉めて二人で食べました。
今度はマクドが食べたいと言っていました。
4月の誕生日に持っていけぬままでした。

今日、息子さんの泣き崩れる顔を初めてみました。
あなたは痩せこけていましたが、
飾ってあった写真は、どれも素敵な笑顔のままでした。

 
法然寺だよ、修市さん。